
皆さんは、運動を習慣にされていますか?
運動によって刺激を与えなければ、筋肉は徐々にではありますが確実に衰えていきます。
筋肉が減って脂肪が増えると、動くのが辛くなり消費カロリーがダウン!
そして年々太りやすくなってしまいますので、
食欲の秋で太ってしまわない為にも、是非運動は習慣にされて下さいね。
筋肉は減れば減るほど太りやすくなりますが、
逆に増やすほどに太りにくい代謝ボディを作ることができます。
トレーニングなど何もしなければ年に1%も減ってしまう筋肉ですが、
運動によって増やす事を心掛ければ、
食べても太りにくい若々しい身体を長年キープすることが出来ますよ!
そこで今回は、「
筋肉を増やすと痩せやすくなる理由」についてご紹介します。
筋肉が増えることで痩せやすくなるメカニズムを知ることで、
運動習慣を継続することの大切さがより理解できるかと思います。是非ご覧ください。
筋肉を増やすと痩せやすくなる理由

運動によって筋肉を強化するほど痩せやすくなるのには、様々な理由があります。
筋肉量が増えるほど基礎代謝量がUP!燃える体になる
ダイエットを考える上で重要になるのが、エネルギー収支を赤字に傾けることです。
食事による「摂取カロリー」と、代謝などの活動による「消費カロリー」の収支が黒字になれば太り、
赤字になれば痩せることが出来ます。
この時「運動が苦手だから、食事制限のみで摂取カロリーを減らそう」
と考える方は多いですが、食事制限のみのダイエットでは、
脂肪とともに筋肉も落ちやすくなるため、結果代謝を落とすことに繋がってしまいます。
これでは筋肉は減る一方。
痩せてもリバウンドしやすい体、太りやすい体になるだけですので、
食事制限のみのダイエットには取り組むべきではありません。
痩せて、その後もずっと太りたくないなら、
基礎代謝量(何もしなくても消費されるエネルギー)の30%ほどを占めている筋肉を増やすのがカギ!
筋肉の強化で基礎代謝をあげることが、エネルギー収支を赤字に傾け、
食べても太りにくい体、痩せやすい体を作るのです。
体脂肪を燃やす「褐色脂肪細胞」が増える!
脂肪には、白色脂肪細胞(はくしょくしぼうさいぼう)と、
褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)との2種類があることをご存知でしょうか?
これらは同じ脂肪でも性質が全く異なります。
「贅肉を蓄積させる嫌われ者」である白色脂肪細胞に対し、
褐色脂肪細胞は「脂肪を燃焼させる」と言う嬉しい働きをしてくれます。
褐色脂肪細胞にはUCP-1と言う特殊なタンパク質が備わっており、
このUCP-1が、体脂肪を空焚きして熱に変える働きをするのです。
運動によって筋肉に刺激を与えると、「イリシン」と言うホルモンが筋肉から分泌されます。
このホルモンが、白色脂肪細胞に働きかけて、
褐色脂肪細胞の様に体脂肪を燃やす性質に変える働きをすることが分かっています。
筋肉を鍛えることは褐色脂肪細胞を増やすことに繋がり、脂肪の燃えやすい体に導くのですね!
ホルモンや特殊なタンパク質が脂肪分解をバックアップ!
筋力トレーニングを行うと、脳から成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンは、その名の通り”体を成長させる働きのあるホルモン”で、
筋肥大にも関わるホルモンですが、脂肪を分解する働きがあることも知られています。
また運動を開始すると、交換神経が優位になることで脳から「アドレナリン」が放出されます。
このアドレナリンもまた、脂肪を分解しやすくする働きがあります。
他にも、筋肉から放出されるIL6(インターロイキン6)が脂肪の代謝を促す。
筋肉の収縮に関わるカルシウムポンプを調節する機能がある「サルコリピン」という特殊なたんぱく質が、
運動時以外でも熱を生み出し、エネルギーを消費するなど、
筋肉に関わる様々な物質が痩せやすい身体作りを後押しします。
テストステロンがやる気を高める
筋力トレーニングをすることで、やる気の維持に関わるホルモンである「テストステロン」の分泌が促されます。
また、トレーニングは、やればやっただけ体調や見た目に変化をもたらす為、
そうした変化が
モチベーションの維持に繋がり、運動を継続しやすくします。
運動によってやる気が高まる→頑張る→結果が出る→
運動によってやる気が高まる→頑張る→結果が出る→
この様な好循環に入ることで、身体はもっともっと痩せやすくなります。
まずは悩んだり考える前に、動いてみることが、体を変える第一歩です!
筋肉を鍛えて食べても太らない体を維持しよう

さていかがでしたでしょうか?
運動をすることで筋肉を維持、または増やすことで、太りにくくなる理由が沢山ありましたね!
筋力アップのためのトレーニングは週に2~3回のペースが最も効率的であるとされます。
つまり、わざわざジムに通う必要はありませんし、毎日忙しい中で時間を作ることもないのです。
例えば週に2回。スクワットや腹筋などの自重トレーニングに自宅で取り組む。
これぐらいなら、それほどハードルは高く無いはず!
食べても太りにくい体、痩せやすい体を作る為には筋肉をつけるのが1番です。
「スポーツの秋」。体を動かすのには最適なシーズンですので、
是非運動習慣を身に付けて、若々しい理想のボディ作りに努めてみてはいかがでしょうか。